今、アート好きの人々から熱い視線を集めている人気&話題のスポットが香川県にあります。
直島。ご存知でしょうか?ピンとこられる方も多いのではないでしょうか。
0.直島について
この直島というのは瀬戸内海に浮かぶ小島なのですが、場所で言うと高松からは少し離れていて、岡山県の宇野(かつて宇高連絡船の発着地だった港)か ら近いところにあります。もとは金属の精錬で賑わっていた島なのですが(現在でも地金の生産では日本一とのこと)、元々の風光明媚な環境を活かすべく、福 武書店の創業者らとの間で観光地としての開発が進められてきました。2004年に開業した地中美術館を中心に、今では県外から多くの観光客を集め賑わって います。
そんな直島に、取材に行ってまいりました。
1.アクセス(宇野港~直島)

↑宇野港の直島行き乗り場(一部違う場所から出港しているので要注意)
岡山県は宇野の宇野港からフェリーに乗船。フェリーというとどうしても雄雄しく料金も張る、という勝手な先入観がありましたが、宇野港から直島までたったの280円。フェリーはゆったりとしていて、それなりに豪華なものでした。

↑船内から撮影した直島・宮浦港の様子。中央付近に見える真っ赤なかぼちゃ状のオブジェは草間彌生氏の作品。
ものの30分ほどで直島・宮浦港に到着しました。ここからバスで一路地中美術館を目指します。
2.地中美術館
地中美術館というのは、上にも書きましたが2004年にベネッセコーポレーションオーナーである福武氏の出資の下、安藤忠雄氏のプロデュースにより開館した美術館です。施設が地中に埋まっているのでこの名称がつきました(ちなみに、塩田だったところに建設したそうです)。
宮浦港からは大体20分強で地中美術館に到着しました。バスには外国の方もいらっしゃり、少し特別な雰囲気が漂います。
そして地中美術館なのですが、残念ながら敷地内は撮影禁止なのです。。なので完結に文章でその印象をお伝えします。
・自然光の彩り
館内は天窓などから取り入れる自然光をふんだんに活用したつくりになっています。壁や床に無駄な塗装はなく、ほとんどが白やグレーだったのですが、自然光だからこそその本来の美しさが存分に引き出されている、という印象を受けました。
取材当日が雲一つない快晴だったというのも大きなポイントかもしれません。
・作品について
まずは、この美術館の構想の基幹になったというクロード・モネ『睡蓮』。
上に書いたような自然光のやわらかさの中、近くで見る分には(大変失礼ですが)少しごちゃごちゃした絵だな、という印象を受けてしまいました。
しかし、大きな展示空間の中で、部屋の一端から他端に飾られている『睡蓮』を見ると、なるほど、と感心しました。広い視野の中で、自然光と絵の具の 色合いが相まって、睡蓮やその周囲の風景だけでなく、その描かれた時間帯や空気の感触までがまるで手に取るかのように再現されているように感じられまし た。ここでも環境が、絵本来の特色をいかんなく引き出しています。
その他にも、宗教的な厳かさを全面に漂わせたウォルター・デ・マリア氏の展示空間、子供の頃夢見つつ恐れおののいた”異次元”とでも呼ぶようなもの を正確に再現したかのように思わせるジェームス・タレル氏の空間など、光の使い方というところを基軸にした印象の強い作品が立ち並ぶ、と言っても過言では ない風景が館内には広がっていました。
作品はこちらから一部鑑賞いただくことができます。
・地中カフェ
そんな中、私がふと心を奪われてしまったのは、『地中カフェ』という喫茶店のテラス席でした。
写真がないのが大変惜しいのですが、テラスからは瀬戸内海を一望することができます。崖下は山なので音もなく、不思議なほどの静けさが広がっていま す。上に書いた作品ももちろん素晴らしいものでしたが、こういうともすればどうでもいいような部分にまで感動が仕掛けられているということに心を奪われて しまいました。
地中カフェについてはこちら↓にも記しましたので参照ください。
さて、地中美術館の次は、一路『家プロジェクト』を目指しました。続きは、また後日。
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