3.家プロジェクト
前回は地中美術館の話題を中心に取り上げました。続きです。
地中美術館を見終え、バスで『農協前』という、島の中心部(役場など)や本村港という港に程近い停留所を目指します。この農協前という停留所が、『家プロジェクト』の最寄停留所なのです。
ここで、まずそもそも家プロジェクトとは何やねん、というところについて説明しておきます。
家プロジェクトというのは、直島・本村地区の古い家屋をアーティストが改修し、その空間そのものを作品にするという企画で、『角屋』『石橋』『南 寺』『護王神社』『碁会所』『はいしゃ』『きんざ』の7箇所から成っています。それぞれ手がけているアーティストが異なるので、場所により作風は全く違い ます。
ここも内部は撮影禁止だったので、内部の写真はありませんが、外観だけでも紹介していきます。
…の前に、『茶寮おおみやけ』さんで昼食を摂りました。こちらは、文化財として登録されている旧家を活かしたカフェ&レストランです。中は旧家ならではの味わいに、センスフルなインテリアがスパイスとして効いた空間に仕上がっています。

↑カレーです。この他にもハンバーグがあり、両方とも絶品でした。が、少し時間が押していたので急いで食して家プロジェクトに向かいます。
まずは、『碁会所』。

外観だけでは何がなにやらですね。。
内部には碁を打つための座敷が二部屋あり、そこには木で彫られた椿の花が散りばめられていました。規則的に散りばめられており、碁石を表すものとして存在しているのでしょうか。花がとても人工物とは思えずとても美しかったです。
それだけに留まらず、庭には椿の木が植えてあります。訪れたときはシーズンではなかったので葉っぱしかついていない感じでしたが、シーズンには椿の花もつき、上で書いた人工の花々とのコラボレーションが楽しめるのでしょう。一度見てみたいものです。
続いては『はいしゃ』。

もとは歯医者だった建物を利用したようです。
中はぶち抜かれていて、自由の女神像まで建っているというダイナミックさ!トイレには水がためてありましたが使おうと思えば使うことができるのでしょうか。
続きましては『角屋』。ここは写真がありません。
ここは、民家の広間に水が敷かれ、そこに無数のデジタル表示が散りばめられています。暗く静かな広間に無数の数字が並んでいる様子は、不気味といえば不気味、美しいといえば美しい、一言では形容しにくいものでした。
そして『南寺』。ここも文章のみです。
ここは、建物を安藤忠雄氏が手がけ、内部の作品をジェームス・タレル氏が手がけています。地中美術館の作品でもお名前が出てきたお二人ですね。
閲覧は入れ替え制になっていました。タイミングを誤らないよう注意が必要です。
閲覧の時間が来ると、並んでいる人々は真っ暗な内部に誘導されます。本当に真っ暗で何も見えないので、壁伝いに行くように指導があります。
そしてじきに目が慣れてきて、中の光が見えてくるようになります。何かオブジェが浮き上がるとかそういうものではなく、単純に光が浮き上がってくる、というものです。
…が、私の場合、何だか浮き上がってくるという感覚がないまま時間は終わってしまいました。しかしそのときになると、確かに光が浮き上がっていることがわかったのです!
なんというか、人によってはこのもやっと感をよく思わないのかもと思いましたが、まずは百聞は一見に如かず、実際に体感されることをオススメします!
そして、ここで取材は時間切れ。。。船の時間が迫ってしまったため、やむなくバスに乗り、宮浦港に向かいました。
実際、一個一個の位置がそれなりに離れているので、閲覧の際は2時間強くらいは時間を考慮に入れておくとしっかり見ることができると思います。
4.その他直島
地中美術館や家プロジェクトに視線が集まってしまいがちですが、それだけが直島の魅力ではありません!

左の写真は化粧品店の壁にあったものです。
右の写真は民家ののれんです。藍染めがとても美しいです。こうしたのれんがほぼ全ての民家にかけられていました。
単に美術館やオブジェが鎮座しているというだけでなく、島の皆さんのこうした協力があってこそ、『アートの島』が成り立っているのだな、ということを実感できる1シーンでした。
またそうした人工物にとどまらず、美しい自然も魅力の一つです。



こうした自然も、人が直島にひきつけられる要因なのでしょう。
5.まとめ
直島はそれほど大きな島ではないですが、一日ではとても回り切ることができないほど多くの魅力に溢れています。せっかく静かな島にいらっしゃるのですし、3連休をまるまる使って訪れる、なんていうのもいいかもしれません。
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