夏、暇、東海道五十三次自転車旅行。ノリで出発したはいいけど、正直やらなければよかった。でもやらなくたってどうせ暇。ここで諦めるくらいなら頑張ろう。
それにしても喉が渇いた。でもアクエリアスにももう飽きた。何か面白いものはないか。ここは浜松、うなぎパイ。飲めない。駅のおみやげ屋に入る。少しきついくらいが心地よい冷房の中、瓶入りのジュースが目に入った。瓶入りなのに絞りたてと書いてある。
一口含むと、少し重いくらいの甘さが喉を突く。むせそうなくらい甘い。そして濃い。ちょっとした瓶だったのに、後に引くものが多い。
思えばいいことも多かった。パンクして困った時、おじさんが自転車屋まで乗せてってくれた。道に迷ったとき、怖そうなお兄さんが案内してくれた。この、人のありがたみ感は何だろう。自分なら素通りしてしまうのに。
舌がみかん味になり、冷房もきつくなってきたところで、旅の続きを始めよう。
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